昨年もマサラチャイのフレーバーをお出ししておりましたが、今年はさらに数種類のスパイスを加えて分量も再調整しました。
「インドでは喜怒哀楽が爆発する」とよく耳にしますが、実際にインドを訪れた時は、詐欺や挑発、その他に数々の洗礼を受け、圧倒的に怒が突出していた気がします。
そんななか、チャイ屋でマサラチャイを飲む時は、ほっと一息つく事ができ、気分をリセットする贅沢な飲み物のように感じていました。
そういった点ではジェラートの役割と同じだと思いますが、今回はそのインドチャイをジェラートにしています。
ちなみに渡航前は「インドに行けば世界が変わる」と聞いて、「そんな大袈裟な」と思っていましたが、本当にあらゆる概念を覆された国でした。
上写真は、ヒンドゥー教の聖地でもあるバラナシ。
この街の神聖な存在である「ガンジス川」では、沐浴をする人もいれば、牛は排便する事もあり、洗濯をする人もいるかと思えば、亡くなったかたを流す事もあります。
信条的にはとても神聖な場所ですが、異文化の他国から来た自分にとっては、まさにカオスという言葉が当てはまる光景でした。
また、ここで偶然出会ったインド人から「日本人は何のためそこまで働くのか。何が楽しくて生きているのだ。」と問われ、結局答えられなかった事を今でも覚えています。
人生において幸せと何なのか、という事まで考えさせられた場所です。
やり残したことが非常に多く、またいつか再訪問し、あらゆる場所を巡ってみたいと思っています。