初めてジェラートを食べた日(開店経緯①)

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開店経緯は、自己紹介と共に【Our Story】ページにも書いているのですが、こちらのブログ記事で、もう少し詳しく書こうと思います。

私が初めてイタリアンジェラートを食べたのは、今から十数年前の学生時代のことです。
一人で約一か月ほど、欧州縦断旅行に出かけました。

日本からオランダのアムステルダム国際空港に到着し、そこから電車を乗り継ぎながら、最終目的地である、南フランスのニースへ向かいました。
オランダ、ベルギー、ドイツ、スイス、モナコ公国、フランス、そしてイタリアへ。

この旅では、主にホステルとよばれる相部屋式の宿を利用していました。
様々な国の宿泊客がコモンスペースと呼ばれる、共用部屋で交流することが醍醐味である宿泊施設です。
当時、日本にこういうスタイルの宿は殆どなかったものの、海外ではわりと一般的なものでした。

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ホステルの相部屋(ドミトリー)

そこで、現地のスタッフや旅行者から勧められた食べ物がジェラートです。
いくつかお勧めのお店を教えてもらい、そのなかで地元民にも旅行者にも人気だというお店を訪れることに。

当時は「ジェラート」という言葉も聞き慣れず、他のアイスクリームや氷菓と何が異なるのか分かっていないまま、ジェラテリアへ向かいました。

「ジェラートといっても氷菓の一種。ある程度美味しいということは分かるけど、本当にそれほど美味しいものなのか。」と、半信半疑でジェラートを口にしました。

しかし、食べた瞬間に口のなかで広がる素材の味、特有の滑らかさ、粘り、口溶け、全てに衝撃を受けたことを今でも鮮明に覚えています。
あまりの美味しさに感銘を受けて、すぐにジェラートの虜になりました。

何でこんなに美味しいのか、という事を聞きたくて、思わず目の前にいた店員に、そのまま「これは何?」と聞いてしまいました。
当然ながら、返ってきた答えはフレーバーについての説明。
聞きたかった事はそこではなかったものの、何をどう聞いたらいいのかも分からず、結局そのときは何も聞けず仕舞いでした。

今思い返せば、ジェラートに興味をもった最初のきっかけは、このイタリアで食べたジェラートでした。
ちなみにイタリア滞在中は、朝昼晩と食事代わりのように毎日ジェラートを食べ歩いていました。

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ジェラート職人という仕事(開店経緯②)】に続く

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