以前製造したフレーバーとなりますが、モロッコミントティーのご紹介です。
中国緑茶にフレッシュミント、たっぷりの砂糖を入れて飲む、モロッコ名物のミントティーをソルベにしました。
モロッコを訪れた際に毎日飲んでいたものですが、お茶の香りとミントの清涼感、砂糖の甘さがクセになる国民的な飲み物です。
現地で飲んだものを再現したく、実際にモロッコで使われる茶葉を探し回っていたのですが、ついに入手する事ができました。
意外にもモロッコで使用されているティーは、紅茶ではなくガンパウダーとも呼ばれる中国緑茶です。
フランスの植民地時代にフランス人が中国からこの茶葉を持ってきた事がきっかけといわれています。
この茶葉とハーブ農園さんから仕入れさせて頂いたフレッシュミントでミントティーを煮出し、テクスチャーをジェラート仕様に合わせて作りました。
中国緑茶の香りの後にミントの清涼感があるフレーバーとなりました。
モロッコではいたる飲食店やカフェ、宿の朝食にもこのモロッコミントティーが出てきます。
陽気なモロッコ人とゆったりと時間が流れるこの国で飲むモロッコミントティーは、楽しみの一つでもありました。
公共交通機関などが何時間遅れようと、運転手に出発予定時間を訊ねても「インシャアッラー(神のみぞ知る)」なんていう返しをする、良い具合に適当な感じと雰囲気が好きな国でもあります。
そんなモロッコを思い出しながら作ったフレーバーです。