フムス(Hummus)は、よく中東諸国でよく食されている、ひよこ豆をベースとしたペーストです。
実際にいくつかの中東の国々を訪れた際、ほぼ毎日食べていたこのフムスを思い出し、ジェラートにしました。
一般的にはニンニク等も入っていますが、そのままジェラートにするとかなり料理っぽくなるので、試作を繰り返しながらジェラートに合うように少しアレンジしました。
今回は、イタリア産のひよこ豆をペースト状にして、シチリアのオリーブオイルや白胡麻などを使ってフムスを作り、ミルクと合わせてジェラートにしました。
ジェラートにすると、芋のような食感、胡麻団子のような風味もあります。
ちなみに初めてフムスを食べたのは、中東のヨルダンでした。
街を歩いていると、至る所から「Welcome to Jordan!(ヨルダンへようこそ)」と頻繁に声をかけてくれる陽気な人達が住む国です。
日本人が中東と聞くと、治安面で少しネガティブなイメージを持つ人も多いのですが、実は底抜けて明るい人が多い地域です。
首都アンマンに滞在していた際、ほぼ毎日食べていたものが、ファラフェルという中東のコロッケと、それをつけるペーストのフムスです。
この味が忘れられず、ジェラートにしてみました。