ボローニャに2日間滞在した翌朝、電車でフィレンツェへ向かいました。
フィレンツェはジェラート発祥の地ともいわれ(諸説あり)、数多くの有名店が点在しています。
学生時代にオランダのアムステルダムから電車を乗り継ぎながら、ヨーロッパを縦断するという一人旅の途中で、初めてこのフィレンツェの街を訪れました。
当時、滞在していたホステルから、宿泊者らと一緒にジェラテリア巡りをした思い出があります。
学生であまりお金が無かったこともあり、このフィレンツェでは、朝昼晩とご飯代わりにジェラートを食べていました。
そんな思い出深いフィレンツェですが、今回の大会に参加すると決まってから、当時宿泊したホステルに再滞在しようと決めて、懐かしの宿を予約していました。
約15年ぶりに訪れたホステルの名前は「Hostel Archi Rossi(ホステル アルキ・ロッシ)」です。
当時は、タブレット端末も持参しておらず(SIMもなかった気がします)、最寄駅から地球の歩き方を見ながらここへやって来ました。
そして、チェックイン時に受付して頂いたスタッフさん、以前に見た覚えがあると思っていましたが、15年前にも応対してくださった、経営者一族のJohnさんでした。
当時と変わらない素敵な笑顔で出迎えてくれて、チェックイン手続きをしていると、彼が驚きながら「え!君は約15年前にもここに滞在したのかい?!」と質問してきました。
なんと、当時の宿泊記録がまだ残っていたようです。
彼(Johnさん)とはほぼ同年代という事もあり、今回は色々とお互いのことを話し、楽しい時間を過ごさせて頂きました。
また、前回ここに滞在した後の事も色々とお話しさせて頂きました。
会社員を辞めてから世界一周をスタートし、この街を再訪したこと。
彼のようにホステルオーナーになったこと。
ジェラートが好き過ぎてジェラテリアを始めたこと。
そしてジェラートの大会で今回イタリアに戻ってきたこと。
ホステルの雰囲気や内装は勿論のこと、Johnさんも当時のままで本当に懐かしく、終始思い出に浸っていました。
また、イタリアで虜になったジェラートを通し、今回は作り手としてここへ戻ってこれた事に感慨深く思っていました。
ちなみに今回は、学生時代のようにドミトリー(相部屋)ではなく、少しリッチなシングルルーム(個室)に宿泊しました。
このフィレンツェに滞在中の丸2日間は、ほとんどジェラートを食べ歩いていました。
もう何個食べたかわからないほど色々なお店を訪れましたが、その影響なのか、ずっとお腹が緩かった気がします。
それにしても、フィレンツェの街並みは本当にお洒落です。
今まで訪れたことがあるイタリアの大観光地のなかでは、ベネチア、アマルフィ海岸周辺、そしてフィレンツェには独特の世界観があるような気がします。
二日間のフィレンツ滞在を堪能して、またボローニャへ戻りました。